●顎関節症(がくかんせつしょう、英: Temporomandibular joint disorder)

TMDとは、顎関節部や咀嚼筋などの疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれるとされている。

分類
顎関節症の分類は、多くの研究者により様々な提案がなされている。

アメリカ歯科医師会(英語: American Dental Association)(ADA)会長委員会は、「顎関節症」という曖昧な用語による弊害を解消するために、側頭下顎異常の分類のガイドラインを提案している。最近においては、Okesonの著書であるManagement of Tenporomandibular Disorders and Occlusionに掲載されているTMDの分類が著名である。

この分類システムは、「I:咀嚼筋障害、II:顎関節障害、III:慢性下顎運動制限、IV:成長障害」からなる

。日本では1987年、岡により報告された顎関節研究会による「顎関節症の分類」に基づいて、1999年に顎関節学会が改訂した「顎関節症の症型分類」がある。さらに、日本顎関節学会は、2013年「顎関節症の病態分類」として改訂した。その病態分類は、

「I型:咀嚼筋障害、II型:顎関節痛障害、III型:顎関節円板障害、a:復位性、b:非復位性、IV型:変形性関節症」である。