閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群Obstructive sleep apnea-hypopnea syndrome(OSAHS)とは:

睡眠時無呼吸亭呼吸症候群SAS(Sleep apnea-hypopnea syndrome)の分類の一つ。

歯科領域で扱うのは主にこのOSAHSである。(スリープスプリント作成・適用など)。

 

上気道閉塞因子としては形態学的因子と機能的因子があげられる。
【形態学的因子】
(1)肥満:上気道への脂肪の沈着。主要な危険因子であり高率に睡眠時無呼吸を合併すると言われている。ただし、欧米に比べて日本では肥満を伴わない
睡眠時無呼吸症候群の割合が高いとされている(一説では3割以上が非肥満群)。これは日本人の方が下記の顎形態による上気道の狭窄が起こりやすいためと
言われている。
(2)顎形態異常:小下顎症、下顎後退症、顎骨の破壊(リウマチ):欧米に比べ日本人の原因に多く見られるという。
(3)咽喉頭異常:アデノイド、扁桃肥大
(4)鼻疾患:鼻中隔彎曲症、慢性副鼻腔炎、鼻ポリープ
(5)睡眠体位:仰臥位による舌根沈下

【機能的因子の異常】
(1)上気道筋の活動性低下:低酸素血症、高炭酸ガス血症、飲酒、睡眠薬・鎮静薬
(2)上気道のうっ血
(3)上気道粘膜の癒着性増加
(4)換気調節機構の異常:低酸素換気応答低下、高炭酸ガス換気応答低下
(5)性ホルモンの不足など

仰臥位ではさらに舌根沈下が加わり口腔咽頭腔は狭くなり、いびきを生じる。
その程度が強くなると一時的に上気道が閉鎖し
閉塞性無呼吸が起こる。閉塞性無呼吸により睡眠時低酸素症が進行しこれが中枢神経への上行性刺激となり脳波上短い覚醒が起こり呼吸が再開するため、
正常な睡眠が阻害され日常的な睡眠不足感や日中の眠気を生じると言われている。

更新:2019/7/23