近年国際的には舌痛症は心因性だけではなく、口腔灼熱症候群(Burning Mouth syndrome:BMS)の一部であるという考えが一般的になっている。

BMSにはいくつかの共通する特徴が存在し、閉経前後の女性に好発する病態で、女性が男性より2-7倍発症頻度が高い。味覚障害や口腔乾燥症を訴える症例が多い。

BMSは大きく2つに分類され、病態が明らかになったBMSを二次性(症候性)BMSとし、あらゆる原因を検索しても疼痛原因が明らかにならない場合を一次性(特発性)BMSと分類する。一次性には心因性のものも含まれるが、舌組織中の神経線維の減少や知覚検査によりallodyniaやdysesthesiaが認められ神経障害性疼痛と診断される例もある。

BMSの診断には、まずBMSの原疾患の特定を行う(二次性BMSの検出)。いかなる検査によっても原因が見出せない場合にのみ、一時性BMSと診断する。

<代表的な二次性BMS>
1)口腔カンジダ症
2)薬物性口腔乾燥症


更新:2019/7/5